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suckle nouveau 2017

エッセイスト・羽生さくるのブログ。

さくるの女子力アップ講座 中級編 女子力マインド②

女子力マインド、昨夜のつづきを朝から書いちゃう。

書きたくて、他のことが手につかないから。

 

 

6.  女は保湿

 

(元)同級生間では「美容番長」で通っているわたくし。

スキンケアとメイクにこの16年ほど凝っている。

個人的な趣味の域なのだけれど、とくにスキンケアについては、一つだけ、誰にも薦めたい言葉がある。

それは「女は保湿」。

わたしのオリジナルではなくて、上級編で触れる予定のランジェリー店のスタッフが合言葉のように間投詞のように遣っていた言葉だ。

ランジェリー店だけに、彼女のいう「保湿」は全身の保湿を指すわけだが、ここはまず、顔のお肌の保湿を徹底する意味で。

女子力は潤いから生まれる。

お肌かさかさは、年齢のせいではない、とわたしは断言したい。

原因を順に推察していくと、クレンジングの洗浄力が強すぎる、洗顔料の洗浄力も強すぎる、その後の保湿のタイミングが遅い、保湿剤の量が少ない、合間に補給していない、あと全体に肌をこすりすぎている。

基礎化粧品からメイクへの手順のうち、クレンジングと洗顔には意識して投資したい。

どうせ洗い流しちゃうんだから、とあなどるなかれ。

大事な潤い成分やまだ残っていて欲しい角質層まで溶かして洗い流しちゃう可能性のある、クレンジングと洗顔はデンジャラスな行程だから。

この項いくらでも長くなりそうなので、切り上げるけれど、とにかく、クレンジング剤と洗顔料は、できれば化粧品メーカーのものを使いたい。

「女は保湿」の最重要事項ではある。

 

 

7.  華美にはならない媚にもならない

 

わたしの女子力向上話に抵抗を表す女性もいる。

お化粧は華美になる、と思いこんでいたり、男性に媚びることはしたくない、と考えていたりする人たちだ。

もちろん、それはそれでいい。

でも、わたしも抵抗したい。

わたしがしたいお化粧は華美になるものではないし、男性に媚びるための女子力でもない。

むしろ逆、と思ってもらったほうがいい。

「華美」って、二つに分けたらとてもいい漢字だ。

「華やかで美しい」。

その二つをくっつけて、なぜ避けるべきもののような意味合いを持たせたのか、言葉を作った誰かのイヂワルを感じないでもない。

わたしたちも、かつて成長期には、女性らしく装ったり行動したりすることをあちこちから抑制されたかも知れない。

もうそんなプレッシャーからは逃れられる。

逃れても誰も追いかけてはこない。

女子力を高め、華やかで美しい女性になって、男性を眉一つで動かそうではないか。

 

 

8.  アップデートする

 

女性らしさに向かって、再スタートを切るときに、覚えておきたいのはきょうの日付である。

いまは西暦もしくは平成何年か、何月か、何日か。

過去を振り返れば、自分が輝いていた時代があるだろう。

わたしだったら21歳のときだな。

若さが女性らしさに向かって花開く瞬間の輝きがあった、てんてんてん。

あのころは、しかし昭和であった。

昭和を背景とした輝きと、平成もカウントダウンが始まった現在における輝きは違う。

それこそ眉の描きかた一つ、口紅のラメやパールの入り具合一つとっても、全く違うのだ。

街へ出て、きょうという日を思いっきり味わうこと。

いまなにがかっこいいのか、かわいいのか、綺麗なのか。

それらを十分に吸い込んできてから、その光る粉を自分にどう纏わせようかと考える。

アップデートは真剣に。

ここが大きなポイントになる。

 

 

9. 「 一汁一菜でよいという提案」

 

これは、料理研究家の土井善晴さんの新刊のタイトルである(グラフィック社)。

男性目線で女子力とされるものの一つに「家庭的な料理が作れる」という技能があるかも知れない。

いわゆる「肉じゃが」ね。

土井善晴さんは、お父さんの勝さんから二代に渡って、女性が家庭で作る料理を研究し、料理学校とテレビや書籍、雑誌で指導しつづけてきた人だ。

その彼が、料亭での修業に始まる40年近いキャリアの集大成として、

「家庭の食卓には、お味噌汁とお漬け物とご飯があればよい」

とういう提案をしているのだ。

肉じゃがどこにもなし。

最終学歴が「土井勝料理学校中退」のわたしとしても快哉を叫びたい。

彼はさらに、家庭料理が「いつもいつもおいしい必要もない」なんてこともいってくれている。

おかずを兼ねるお味噌汁だから、ある程度具沢山にすることになるけれど、経験上、具沢山にしたらお味噌汁はたいていおいしくなっちゃう。

つまり、なにも気にすることなく、リラックスして毎日毎食一汁一菜を励行していればよいのだ。

ここで一句。

「女子力は具が沢山のお味噌汁」

 

 

10. 清楚・アズ・ナンバーワン

 

わたしにメイクのなんたるかを最初に教えてくれたのは、当時外資ブランドGのメイクアップアーティストだったT先生(男性)だった。

彼が一般のお客さんに施すメイクはとにかく清楚。

ブランドCに転職していた時期に、カウンターに母を連れていったことがあった。

当時75歳だった母は「後期高齢メイクをお願いします」といってT先生に受けていたが、最後に口紅を塗るとき、彼は母とわたしにこういった。

「おかあさまはお肌が綺麗で明るいから、まだまだ淡いカラーの口紅でいいです」

真顔の先生に、わたしはくすくす笑いながらいった。

「75歳でまだまだ淡い色でいいなら、おかあさんはいつ濃い色の口紅を塗るの」

先生も思わず笑っていたが、その言葉通り、母は最後まで淡いカラーの口紅でいい人だった。

わたしが彼から学んだのは、男性にとって、女性の清楚さはいつも憧れだということ。

その女性が祖母であっても、母親であっても、妻、恋人であっても、それは変わらないということ。

あれからわたしもだいぶ熟練してきて、赤い口紅をつけても清楚という領域に挑戦するようにもなったが、彼がいつかつけてくれた優しいピンクのグロスの色は忘れない。

 

さくるの女子力アップ講座 中級編 女子力マインド①

わたし自身、気が弱いせいか(人は信じてくれないと思うよ)

なにかするときには、心構えについてよく考える。

不安を打ち消し、勇気を持つための心の構え。

女子力を上げるにあたっても、考えてみた。

 

 

1.  そのへんのおじさんにはいわせておく。

 

わたしから見てとても女性らしいある女性が、飲み会の席でおじさんからいわれたそうだ。

「◯◯さんには女子力が不足してますねえ」

飲み会なんだし、いったのはおじさんなんだし(おじさまじゃないし、おじさまはそういうこといわないし)ぜんぜん気にすることはないと思う。

これ、おじさんはただちょっかいを出しているだけなのだ。

反応が欲しい。

「いやーん、傷つきますう」なんていってもらいたい。

誰がいうか。

「どうしたら女子力があると思っていただけるんですかあ」なんていわれたら最高。

誰がいうか。

そのへんのおじさんにはいいたいだけいわせておけばよい。

これは、マスコミも同じである。

「いま女子力とは」と論じるメディアがあっても、気にしなくていい。

女性の社会的立場と結びつけてなにかいわれても、さくるが提唱する女子力とはまったく関係ない。

これは自分自身の内側のことだからね。

 

2. そのへんのおばさんにもいわせておく。

 

さくるの過去に、女子力がめざましく伸びた時期があった。

そのとき、そのへんのおばさんからいろいろいわれた。

「女が濃すぎる」「胸(もっと直裁な表現)が見えている」などなど。

前者はスルー、後者には「胸が見えるっていうのはね、ぜんぶ見えるってことなのよ」と啖呵。

いまから思えばお恥ずかしい。

でも、この勢いは大事だといまも思っている。

わたしたちがこれからなろうとしているのは、おばさんではないもの、である。

そのへんのおばさんのいうことには、耳を貸さずともよい。

 

3.  美魔女とは違う。

 

美魔女って、見かけ年齢と実年齢の差にこだわる。

ほんとうは47歳なのに、32歳にしか見えない、とかね。

差があればあるほど美魔女指数が上がるのだろうけれど、それは、実年齢に、より価値を持たせていることに他ならない。

美魔女になろうとしていない47歳よりも、美魔女47歳のほうが、47歳に寄りかかっているわけだ。

だから、見たところ綺麗は綺麗なんだけど、どこか茶色いものを感じる。

内面の47歳が、寄りかかられる重みで、実年齢より老けてしまっているのだ。

女子力を上げることによって、見た目が若返ることはおおいにある。

自分に期待して欲しい。

でも、それは美魔女方向に若返るのではなくて、その女性自身の生命力が輝く若返りだ。

実年齢分の経験が生きる若さでもある。

 

 

3. 単独行動に慣れる

 

女子力を上げたかったら、女子同士で集まる時間を減らす。

女子会も、ランチも、よほどの仲良しとだけにする。

それも「女子会」と称して集まるようなことはやめる。

自由な時間は、できるだけ一人で行動する。

「おひとりさま」になるためではない。

「二人」になるために一人でいるのだ。

 

 

4.  全員のなかの一人であることを覚えている。

 

自分が自分にとって特別な存在になる。

そこから、誰かが自分にとって特別な存在になり、その人にとっても自分が特別な存在になる。

これがわたしの女子力の目指すところだ。

この、一人の世界と一人の世界、それが合わさる二人の世界を成り立たせているのは、その他全員とともにある世界である。

特別ということと、みんなが等しいということを同時に感じる心を持って、女子力を高揚させていきたい。

 

 

5.  自分のキャラクターとその年代を理解する。

 

コアの部分で、自分はどんなキャラクターの女性でそれは何歳くらいか。

自分のことだから誰にも遠慮しないで見極めてみる。

わたし自身は、もっとも育っているときにも女子大生止まりの少女キャラだ。

コアなところは4歳くらいじゃないかと息子にいわれたこともある(!)

それをそのまま出して服やアクセサリーを決めたら、とんでもないことになるけれども、どこか少女らしい雰囲気のあるものでないと似合わないのも確かなのだ。

「いくつになっても」は禁句といったけど、これは80歳になっても変わらないと思う。

その自信がある。

反対に、年齢にしたら60歳くらいの円熟したキャラクターを持った人もいるだろう。

その人はたとえいま30歳でも、大島紬なんかを着たときに、もっともシックで女性らしく見えるに違いない。

若く見せたい、あるいは年相応に見せたい、というような意図とはまた違った軸で、自分のキャラクターを理解し、雰囲気をまとう。

そこに「一致」が生まれ、人に親しみやすさを感じさせることにもなると思う。

 

 

 

 

 

さくるの女子力アップ講座 中級編、の前に

さあ、いきなりですが、Facebookから移動してまいりました。

さくるの女子力アップ講座、中級編をお送りします。

 

その前に、おさらいしておきましょうね。

 

入門編十か条。

 1. スカートを履く。

 2.  髪を伸ばす。
 3.  口紅はつけ直す。

 4.  マスカラをつける。
 5.  チークをつける。
 6.  デカパンやめれ。 
 7.  ブラを新調。

 8.  香水つける。

 9.  髪飾りつける。

10. ヒール履く。

 

 

中級編すなわち言葉のいい換え編 十語

【男→男の人】
男、を主語にして言及すると、男性に対してきつめになりがちですし、

じつはそんなものない一般論に走りがち。
「男ってさあ」より「男の人って」のほうが「素敵」にいきつきやすい。
そして「男」は性別に過ぎず、存在しているのは全員が別々の個人だから、

一般論は必要ないと思っています。

【イケメン→ハンサム】
これも上の理由と通じてます。
どこそこにイケメンがいるのいないのいわない女子力。

【デート(恋人以外との)→お出かけ】
SNSでよく見かける「誰それさん(女性)とデート」。
これを遣うたび、ホンモノの、恋人とのデートが遠のくと思ってください。

【女子→わたしたち】
ある意味「女子力」という言葉の否定になってしまいますが、自称では「わたしたち」が自然。

【あんた→名前で呼ぶ】
親しくなったら名前で呼ぶ。
うんと親しくなっても、少々意見が食い違っているときも、名前で呼ぶ。

【(男性に向かって)ばっかみたい→くすくす(笑うだけ)】
もともといっても意味がない言葉ですからね。
かわいく感じさせるチャンスに変える。

【いい男がいない→素敵な男の人と巡りあいたいなー♡】
いわゆるアファーメーションですか。
「巡りあいました」といったほうが有効、というのはちょっと置いておいて、いい換えましょう、♡つけて。

【いくつになっても→トルツメ】
「いくつになっても綺麗でいたい」
「いくつになってもときめきたい」
「いくつになっても恋したい」
前段いりません。
オールタイム綺麗でいて、ときめいて、恋する。

【きゃー→わー♡】
「きゃ」「きゃあ」もありますね。
これも、SNSのコメントによく見かけますが、若作りの印象です。
「わー♡」って、うれしさを周囲に広げていくようにいうとかわいい。

【無言→ありがとう♡】
これはおもにお店で。
喫茶店なら、お水出してくれたら「ありがとう♡」

注文取りにきてくれたら「ありがとう♡」

コーヒー持ってきてくれたら「ありがとう♡」

お水足してくれたら「ありがとう♡」

カップ下げられちゃっても「ありがとう♡」
レジでお釣りとレシートもらったら「ありがとう♡」
あー、くどい(笑)
でも、こんなにいえます。
その都度女子力がちゃりんちゃりん上がりますから、期待してください。
カップ下げられちゃったときにもいえたらポイント5倍。

 
 
 

「エリザベート」鑑賞

先日観劇した宝塚宙組公演「エリザベート」のブルーレイが早くも発売され、娘が太っ腹に購入してくれたので、午後いっぱい掛けて二人で鑑賞。
劇場と違って、いろいろ話しながら見られるところがいい。
 
会話の内容は贔屓スターの小ネタ(この衣装かわいいね、とか、色がいいんだよね、とか、これは二番手の宿命だね、とか。男役二番手の宿命については、いつか詳述しましょう)以外は、もっぱら、エリザベートの自分勝手さと、彼女を愛する二人の男性(黄泉の帝王トートと、夫のオーストリア国王フランツ)の気の毒さ。
 
エリザベートは、嫁いだ翌朝、姑ゾフィーに5時に叩き起こされただけで大騒ぎ。
おかあさんがいじめるのお、と夫にすがり、僕は君の味方だけどおかあさんの意見は聞いてね、といわれて、もう死にたい、と。
そして、わたしは鳥のように自由になるの!と歌いあげるわけだけれど、自我があるなら、5時にちゃっちゃと起きたらんかい、とわたしは浜ちゃんになって突っ込んでいた。
 
ちゃっちゃと起きて、おかあはんを見返したらんかい。
 
自由って、人のいうことを聞く聞かないとは関係ない。
支配的な人がいたとして、その人のいう通りにはならないわ、というのは、自由の宣言でもなんでもない。
5時に起きて、歯も真っ白に磨いて、ぴしーっと身支度して、お姑さんにぐうの音も出させない、という挑戦のしかたもあるのだよ。
 
そして、娘と二人で、もっとも否と叫んだのは、エリザベートがこどもたちの教育を自分に任せてくれと夫フランツに申し入れ、さもないとわたしはあなたの元を去る、と脅したことだった。
夫は負けて、姑ゾフィーからこどもたちをエリザベートに取り返す。
しかし、そこまでして自分の保護下に置いたはずのこどもたちを、実際には顧みず、旅に出てばかり。
少しも愛情を掛けない。
その結果、皇太子ルドルフは、革命に加担した末に、自殺してしまう。
 
ここに至って、ようやく自らの罪を知るエリザベート
夫に申し入れたのは、こどもたちを取り返したかったのではなく、姑との闘いに勝ちたかっただけなのではないか。
そして、叶わなければ自分をあなたから取り上げるとは、自分自身を餌に夫を思い通りにしようとするものいい。
思い通りにはなるが、自分の尊さへの裏切りもまた返ってくるのだ。
 
そんなことをいうなら別れる、これをしてくれないなら別れる、という恫喝は、自分を愛していると思う相手に対して、犯してしまいがちな過ちではある。
愛されている自分をないがしろにする行為であることに気づかないからだ。
 
一事が万事というくらいに、自分勝手かつ無自覚なエリザベートだが、トートとフランツは翻弄され続ける。
 
ともに歩いていこう、僕にはきみが必要なんだ、というフランツ。
お前を自由にできるのは俺だけだ、と自信満々に見えるトート。
どちらの心も震えている。
 
女性は、男性の心を包んで愛することが できる。
自由は自分の内側にあり、すべての選択を可能にしている。
 
わたしなら、生きている間はフランツを支え、死んでいい時がきたら、トートに身を任せる。
 
あれ?
ちょっとしっくりこないかな。
トートに専心するかも知れない。
トートを生の世界に招きいれて、時がくるまで待たせよう。
あなたは永遠の命を持った人なんだから、少しくらいいいでしょ、って。
 

プライムな午後

最寄りのTSUTAYAが、バス停三つ先に移転してしまって、わたしは目の前が真っ暗になった。

自転車にはもう何年も乗っていないし。

立川店まで数回借りにいき、郵便で返すサービスもつけてもらった。

最寄りだったTSUTAYAも返却ボックスだけは駅前にあるので、郵便代はかからないのだが、もともと車派ではなく徒歩派かつ商店街育ちなので、大きな道路沿いに一軒だけで立っているお店に一人でいくとすごく寂しい気持ちになるのだ。

 

ほどなくAmazonプライムというものがあると知り、映画無料で見放題らしいと盛り上がり、入っちゃおうかなと思ったら、なんともう入っていた。

本の注文のときにどこかクリックしてしまい、無料お試し期間をスルーしたに違いない。

でも、iPhoneで映画を見る気にはなれないから、Fire stickをすぐに注文した。

そして翌日、それが届いたときから、始まってしまったのだ、プライム漬けが。

たしか6月頃だったから、もう4か月。

家にいる日は必ず1本以上映画を見ている。

 

初めて海外ドラマに手を出したときには、二日で8本踏破してしまった。

それはBBCのものだったのだが、映画俳優が主役で絵柄がいいわりに、性格の描き方が極端だった。

ちょっと引っかかりながら、次にアメリカの医療ドラマを見始めたら、当初すごく面白かったのだが、第1シーズンの終わりから食傷してきて、それでも第2シーズンの6話までがんばったものの、あるシーンでもう無理、とリモコンのポーズボタンを押し、もう二度と見ないもんね、という頑な気持ちで終わった。

「嫌気がさす」とはこういうことか、と人生で初めて知った。

 

抽象的ないいかただが、日本の映画とドラマの違いより、海外の映画とドラマの違いのほうが大きい気がする。

海外のドラマも、脚本の構成力はさすがだなと思うのだけれど、キャラクターが強調されすぎていて、互いにからめばからむほど、ばかばかしくなってくる。

 

すっかり見限った気分で、また映画に戻った。

息子とは「仁義なき戦い」シリーズを見始めたし。

これはもう、昭和の力を感じないではいられない。

俳優の生命力の強さが画面から飛び出してくるようだ。

 

そしてきょうは、仕事があったのだけれど、お昼ご飯を食べるからという理由をつけて、また映画を選んだ。

ゲットバック」2012年アメリカ映画で、ニコラス・ケイジ主演。

監督は「コン・エアー」と同じサイモン・ウェスト

コン・エアー」はわたしのオールタイムベスト10に入る好きな作品だ。

主演はこれもニコラス・ケイジだから、いわゆるタッグを再び組んだわけね。

4年前でなぜ観なかったんだろう、DVDも借りてないし。

すなわち、プライムでもっともうれしい部類の作品。

 

お昼を食べ終わっても、とうぜん映画は終わらないわけで、結局3時近くまでかかって全部見た。

で、結果、とても満足。

ニコラス・ケイジが「コン・エアー」同様、悪いことはしたけれど、悪い人ではない、という役柄の、天才銀行強盗。

8年間服役して足を洗うつもりが、かつての仲間に娘を誘拐され、いたしかたなくまた盗む。

娘のベリーショートの髪がかわいかったな。

 

明日は土曜日だけれど、またなにか見ているはず。

暗い画面が見づらいのが難点ではある。

 

 

 

 

わたしたち

おととい、ふと見た「五時に夢中」で、内科医で医事評論家のおおたわ史絵さんが
「わたしは『週刊朝日』に投稿をしたことからこんな仕事をするようになった」
というのを聞き、あ、同じだ、と思った。
 
彼女の場合は、きっと医師になってから、
なにか思うことがあって投稿されたのではないかと想像した。
わたしは15歳のときに、学校ではやっていたなぞなぞをタウン欄に投稿したのだった。
でも、きっかけとして同じ週刊誌の名前が出てきたのでとても親しみを感じた。
 
と同時に、この人綺麗になったなあ、とも思った。
ホンマでっかTV』はほぼ欠かさず見ていて、
彼女の言葉や表情に奥のほうからの優しさを感じていたのだが、
それとは別に、輝きが見えたのだ。
 
それで、きょうになって彼女について検索してみて
昨年夏の『徹子の部屋』の動画にゆきついた。
薬物依存だったおかあさんから受けた虐待を語っていた。
 
中学1年のときに、同級生の男の子から
「もしも魔法使いが願いを叶えてくれるとしたらなにがいい?」と聞かれて
「安心できる場所が欲しい」と答えたのだそうだ。
 
これもまた「わたしと同じ」だった。
わたしも家にいながら「帰りたい」と思っていた。
母は暴力をふるったわけではなかったが、
7歳からはわたしは家でほっとしたことがなかった。
 
彼女のいまの幸せな様子にもらい泣きしながら、
わたしは彼女の優しさを感じとっていた意味を理解した。
去年の夏の告白をいま知ったのも『週刊朝日』に反応したのも、
そもそも『五時に夢中』を見たのも、その意味によって導かれている。
 
母の娘であるわたしたちは、同じだ。
母親の不全を生きてきたわたしたち。
さらに多くのわたしたちがいる。
 
彼女が医師になったのは、開業医であるおとうさんが大好きだったから、といっていたが、
おかあさんを助けたかったから、という理由もあったのではないだろうか。
これもわたしの想像だけれど。
 
おかあさん自身を助けられなかったとしても、わたしたちは自分と、
自分と同じ誰かを助けることができる。
それは、時間は前後したとしても、おかあさんを助けることと同じなのだと思う。

 

 

おはようございます。

本日のブログ、帝国ホテル1階のコーヒーショップよりお送りしております。

 

数か月前に東京を離れ、関西に引っ越しました。

宝塚大劇場に足繁く通いたいから、というのは一つの理由です。

東京にくるときの滞在先は、帝国ホテル。

これも東京宝塚劇場に直近だから。

 

日比谷の朝の風景は、格別です。

帝国ホテルの番頭さんが、半纏を着て、桶で道路に水を撒いているんですよ。

素敵でしょ。

朝食はかりかりベーコン添えのパンケーキ。

お昼御飯は食べられないくらいおなかいっぱいです。

紅茶をお代わりしたら、シャンテのキャトルレーヴ(宝塚グッズ専門店)にいってこよっと。

 

東京生まれの自分が、関西に暮らすことになるとは、まったく意外でした。

でも、いっぽうで、とてもナチュラルな選択だったとも思います。

奈良と神戸、京都大阪。

素敵な街を日帰りでいったりきたり。

あちらでも、とても幸せな毎日を送っています。

 

どうぞ、遊びにいらしてくださいね。

 

 

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