suckle nouveau 2018

エッセイスト・羽生さくるのブログ。

さくるの女子力アップ講座 上級編① 特別になる勇気

さくるの女子力アップ講座、上級編は、これはハードルが高いと評判の、入門編の解題といきますか。

へー、これなららくちん、と思ってもらえるか、ハードル高いけどやってみようと勇気を奮ってもらえるか。

 

 

1.  スカートを履く

 

これはもうすごく簡単じゃないですか。

スカートを、履くだけ。

しかし、街へ出てみると、スカートを履いているのはJKと女子大生と若い女子の一部のみ。

40代以上はもう全員、パンツ、いや後述の項目と混乱するからここは、ズボン、ですね。

ということは、と考えてみてください。

40代に入ったら、スカートを履くだけで特別になれます。

わたしはそれを考えました。

育児期が終わって、もう抱っこしたり追いかけたりしなくてよくなったとき、まず履きたかったのはスカート。

そしたら、完全に周りから浮いた(笑)

いや、浮いてもいいのです。

浮くのは特別の宿命ですから。

PTAの会長時代、スカートとワンピースで攻めていたら(なにを)息子の中学の学年主任の先生が息子に「お前のかあちゃんフリフリ着てる人だよな」といったと聞き、その好意的な響きに、やった!と思いました。

ちなみに学年主任の先生は女性です。

スカートのなかで右脚と左脚が触れあう。

女子力はそこから生まれるといっても過言ではありません。

ズボンでは脚は永遠に別々。

ズボンを履いて女子力を出そうとすると、かえって女っぽくなりすぎてくどいことにも成りかねません。

スカートを履いて、脚と脚とをひそかに触れあわせながら、態度はさらっとしているのがいい。

 

 

2.  髪を伸ばす

 

これは確かに、ショートの気楽さに慣れたらもう伸ばしたくないかも知れませんね。

ショートカットが似合う女子も少なくないですし。

ボーイッシュというのは、女の子にしか使わない形容詞であり、それがかわいらしいのは女の子っぽさとして上々です。

だから、そういうタイプの人は意識してボーイッシュを極めてください。

女子力の発露として。

ただ、そうでなくて、もうめんどくさいから短くしてる、という人には、容赦なくいいます。

伸ばしてください。

男の人たちに、自分にはできない夢を叶えてあげるためです。

スカートもそう、メイクもそうなのですが、女性が女性らしく装うことには、男性のなかの女性性の鏡となってあげるという意味もあります。

彼らの心の奥深くにある、自分も女性だったらこんな格好がしてみたいという欲求を満たしてあげるのです。

それはとてもノーマルな欲求ですから。

精神的な側面も含めると、男性が、自分も女性ならこんな女性でありたい、と憧れるような女性でいる。

わたしが女子力の基本に、清楚さを挙げているのは、そのためでもあります。